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第46回:高倉健を偲んで

第46回:高倉健を偲んで

掲載日:2014年11月26日

執筆者:株式会社スクウェイブ
代表取締役社長
黒須 豊

銀幕の大スター高倉健さん(以降、敬称は略させて頂く)が亡くなった。俳優として史上初めて勲章まで授与された正に日本が誇る大俳優であった。まずは故人の冥福を心からお祈りしたい。

さて、高倉健と言えば、世代が自分とは違いすぎて、正直言うと、まともに映画館で観た作品は1本もない。偉大な映画俳優であることは、昔から知っていたが、本当の凄さを認識するようになったのは、恥ずかしながら、ここ数年のことである。

高倉健という人は、聞けば聞くほど、仕事に真摯な姿勢を崩さない人だったのだろうと思えてくる。駆け出しの若いころは別としても、人生の中盤以降の彼の仕事ぶりは、正に、仕事に全身全霊を傾けて命がけで映画スター高倉健を常に演じていた人なのだと思えてならない。彼自身が回顧している過酷な状況を極めた「八甲田山」の撮影などを引き合いに出すまでもなく、映画撮影中、彼は1分1秒の真剣勝負をしていたのだろう。醜聞の欠片も聞かない高倉健は、おそらく私生活においても、正に高倉健を演じ切って人生を全うしたのではないかと思う。

また、高倉健は、全身全霊で取り組むべき状況を自ら好んでいたようにも思う。遺作となった「あなたへ」の撮影中、台本に、被災地で頑張る少年の写真を貼り付けて自身を励ました話は有名である。おそらくは両親も家も津波に流され、長靴さえも、本来の自分の物ではない女性用の長靴を履き、歯を食いしばって、ペットボトルで飲み水を運んでいる姿に心を動かされた人は多いはずだ 。出典:日経新聞社(ページ一番下の写真は共同)

高倉健もそんな一人であった。が高倉健は単にそこでは終わらない。後に、この少年に手紙を送り、今度は彼を元気づけている。そんな少年も今は中学生になって頑張っているらしい。

高倉健のマネは出来ないし、一生掛かっても高倉健の足元にも及ばないことはわかっているが、それでも、自分も、仕事に対しては常に真摯な姿勢で可能な限り全身全霊で取り組むよう努力していきたいと強く思う。

しかし、昔から好きな仕事にはそれなりに全力投球してきたつもりではあるが、果たして、十分だっただろうか。あるいは、やらされ仕事的な対応をしていたことも多々あったのではないか。いや、正直に告白すれば、あったと言わざるを得ない。

富士ゼロックス在籍中、IT企画の仕事をしていた時、当時の部長から企画書のドキュメントは表紙から一文字一文字に魂を込めて書けと指導を受けたことがある。企画屋にとってドキュメントが商品だと。一流を目指すなら常に最高品質の商品を出せという趣旨だ。この言葉は、正に核心をついていた。無論、自身の企画内容に自信は持っていたが、それまで確かに表紙から一文字一文字に魂を込めていたかと問われれば、そうではなかったと思う。

スクウェイブは、ITマネジメント・コンサルティングを営む会社として、2003年営業開始以来、そのサービスの提供に際して、全身全霊で顧客ニーズに応えてきただろうか。もちろん、それなりにやってきたという自負はあるが、果たして全社員が全ての業務に至るまで徹底できていただろうか。改めて、スクウェイブ全従業員が顧客ニーズに最大限応えるべく、常に真摯に全身全霊で取り組む決意であることを社内外に宣言させて頂きたい。

そのような思いを新たにしたところで、スクウェイブ社のサービスを強化することとした。1つは、SLRシリーズに、いよいよERPについて評価するサービス「SLR-AP.erp」を登場させたことである。従前からERPパッケージの利用を前提とした分析・評価のご要望が多かったが、諸々の実現性の難易度から避けてきた。顧客ニーズに最大限応えるため、SAP社のパッケージが中心となるが、これまで培ったIT可視化のノウハウを存分に活かした画期的なERP評価サービスを提供させて頂くこととなった。ERPパッケージでコスト高に悩む企業に、コストダウンの具体的なヒントを提供できるものと確信している。

もう1つは、従来からご好評頂いていたSLR-ViewとSLR-Basicのいいとこ取りをしたサービスとして「SLR-View novel version」を提供させて頂くこととなった。従来の単なる新規投資と維持費を他社と比較することに留まらず、戦略IT支出と必須IT支出に分類して、ITが企業イノベーションに貢献しているかどうかを企業の予算策定や執行のスケジュールに即して評価しようというものである。さらに、必須IT支出については、要素分解を図り、コストダウンのポイントを追究するサービスとなっている。スクウェイブは、このサービスを、経営者が自社のIT部門を評価する目的よりも、むしろIT部門が主体的に自身の存在価値を示すためのサービスとしてご利用頂くうえで最適のサービスとなるものと考えている。単に投資と経費を他社比較して終わりではなく、企業の予算年度に即して、IT部門が企業の成長・イノベーションに貢献している姿を可視化したい。そして、コスト削減すべきところは深堀するポイントを探るサービスとなっている。

是非、全身全霊で顧客ニーズに応えるスクウェイブにご期待頂きたい。

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